![]() ”はるちゃん”は、水曜日、T病院へ診察に行きました。 T病院の小児科外来は5Fにあります。小児科外来の受付は子どもたちが遊んだり、泣いたりで、にぎやかです。入院時にお世話になった看護師さんも”はるちゃん”に気がついて挨拶に来てくれました。皆さん病棟だけでなく、外来でも忙しく働いているんですね。 M医師は”はるちゃん”の肺炎のレントゲン写真を3枚見せてくれて、1枚目は入院時のとき、2枚目は1月4日のもの、3枚目は退院時のもので、3枚目のレントゲン写真では肺から白い影が薄くなって順調に回復していることがわかります。 だから、保育園のお散歩も問題ありませんし、薬の量は減らして、吸入も不要という判断でした。次回の診察は30日ということで病院を後にして、保育園のお昼ご飯に直行でした。 なお、T病院の支払いシステムは自動化されていてものすごく早いし、支払いも現金とカード両方OKです。 (写真は昨年12月の麻布十番商店街でのなまはげとの写真です) さて、新年の読書の紹介です。 「生命の意味論」(多田富雄 新潮社)。 この本では、免疫とかDNDとか私が極めて疎い科学の事実を通じて「生命の意味」を問いかけていますが、読んでみてカルチャーショックを受けた部分があります。 著者は「性とはなにか」という章で「あいまいな性」について述べています。そこで述べられていることは、下記のような内容です。 「性の明確な区別を常時もっている動物は、自然界ではむしろ限られている。第3第4の性をもっている動物もある。」 人間の持っているXY染色体のうち 「Y染色体の方は他には重要な役割がなく、なんとかして男というものを作り出すために存在しているという印象を受ける」 「したがって、人間はもともと女になるべく設計されていたのであって、Y染色体のTdf遺伝子のおかげで無理矢理男にさせられていたのである。人体の自然の基本形は、実は女であって、男はそれを加工することによって作り出されるわけである。」 「Y染色体はこうしてやっとのことで男を作ることに成功するのである。この過程で障害が起これば、みんな女になってしまう。」 人間の体の身体の性差はこのようなつくられかたをするのですね!ところが、脳のほうもビックリです。 「発達途上の一定の時期に、脳に男性ホルモン、アンドロゲンが作用すると、脳は男性化することがわかった。そのクリティカルな時期は人間では、妊娠5ヶ月から8ヶ月ぐらいであろうとされている。それに対して女性では、男性ホルモンがない中で自然に発生して女性の脳ができる。ここでも男性の脳は、女性の脳を加工して作り出されることが示されたのである。」 私は、人間の脳に男女の違いがあることも知りませんでした。 著者のこの本での結論は「超(スーパー)システムとしての人間」ですが、その結論と関係なく「性とはなにか」を長々と引用しました。ぜひ、新年の読書の一冊としてお読みください。 なお、「私のリハビリ闘争 最弱者の生存権は守られたか」(多田富雄 青土社)もお薦めです。 多田富雄さんは「リハビリを続けなければ、社会から脱落するもの、生命の危険さえあるものに対して、医療を打ち切るというむごい制度改悪に私は怒った。文章を書いて反論することが、一障害者の私にできる唯一の抵抗であった。本にまとめておきさえすれば、この医療史上の一大汚点は、実名とともに後世に残る。私にはそれを書き残す義務があると思った。」という告発から始まる著者の主張は胸を打ちます。ぜひ、この本もお読みください。 生命の意味論
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